じぃじばぁば大活躍時代の到来
筆者は来年から社会人。学生として学ぶ立場から、いよいよ社会に出ることになります。
もちろん、厳しい目にもあうかもしれません。ですが、おおむね周囲の人間は「これからは若い君たちの時代だな、しっかり頑張れよ!」と激励を送ってくれたりしています。
だがちょっと待ってほしいのです。
「これからは若い君たちの時代だ」と申す全てのオトナたちに告ぐ。
「まだまだあなたたちの時代だ」
■どこもかしこもじぃじばぁば!
高齢化が(一般的に)問題となっていますよね。
内閣府によると、2060年には2.5人に1人が65歳以上の社会が来るそうです。
- 平成72(2060)年には高齢化率は39.9%に達し、2.5人に1人が65歳以上。
- 平成72(2060)年には75歳以上人口が総人口の26.9%となり4人に1人が75歳以上。
こりゃあえらいこっちゃな状況ですよ。同データで、現役世代1.3人で1人の高齢者を支える社会が到来するとも言われています。
この状況で「若い君たち」が中心となる社会って、わりと無理があるんじゃないでしょうか。ちょっと、何押し付ける気満々マンなんですか。
■立て!立つんだじぃじばぁば!
年金支給を75歳まで繰り下げできるようにする発言が話題になっていました。
記事内にもあるように、働ける元気な高齢者を支援する狙いでの発言のようです。
この「働ける元気な高齢者」にも色々なイメージがあると思いますが
例えば、80歳を超えるご婦人が、プログラミングをしてアプリを創られたような事例があります。
うちのばぁばは「扇風機の使い方が分からん」と言っていましたが、世の中にはこんなおばあちゃんもいるわけです。本気出したおばあちゃんしゅごい。
■スーパーじぃじばぁばが活躍する時代
アシストスーツの技術が進化してきています。(例:パワーアシストスーツ、作業現場の“救世主”に:日経ビジネスオンライン)
これで体力面の問題もカバーされつつあり、培ってきた経験や知識もある。じぃじばぁばも活躍する時代が来ると思うんですよね。
「子は日本の宝」とか言われたりしますが、これからは「爺婆も日本の宝」の時代が来ます。「年金等で支えられる側」から「自立してどんどん日本を引っ張る存在」に変わっていく未来になります。イノベーションも、若いスタートアップとかじゃなくて、年老いたジジババベンチャーが起こすようになったりして。
僕ら若者も年金支払いから解放され、じぃじばぁばと協力して日本を創り上げる時代。
長生きしてね!じぃじばぁば。
おしまい。