結果を出したいなら、奴隷になれ
他人と携わることがある限り、「結果」はよく求められるコトであります。
仕事はもちろんですし、例えばダイエットの結果を出したかったりするのも、自分と携わる他人によく見られたいから、だったりしますよね。
そういう時、ヒトは奴隷になっています。
逆に言えば、奴隷になることが目標達成への近道であるわけです。
■「目標達成」に縛られる奴隷たち
多くのヒトは、望ましい結果としての「目標」を設定します。そして、そのゴール(目標を達成した瞬間)から逆算して、今自分がやるべきことを考えますよね。
例えば、人脈を作りたいなら「◯人の人と出会って名刺交換する!」とか、
思考力を鍛えたいなら「毎月欠かさず◯冊本を読む!」とか、
技術を身に付けたいなら「毎日◯時間練習する!」とか。
かくいう私も、このところ体重がビットコインのようにえげつない上昇を見せておりまして。
これが橋本環奈氏だと、むちむちして可愛いと好評なわけですが(銀魂のチャイナ姿めっちゃ可愛いk)
私のような人間には、職場の人に「デブ」とあだ名を付けられたのが関の山だったりしましたので(ネーミングセンスが直接的過ぎて、小学生のイジメみたいだ・・)、淡々とダイエットに励んでいる今日この頃でござります。
ぐうかわ!
かわ・・いいよ!
そんなわけで、最近はネットで配信されているエクササイズ動画を観ながら運動をしているのですけれども。
トレーナーのお姉さんは「さあ、段々息が上がってきましたか?もうひとふんばり、頑張りましょう!」とか声掛けするわけですが、その頃にはすでに「ふひぃっ!ふひぃっ!」と”息が上がってる”どころではない自分の体力に、嘆いておったりします。
さてこんな状況ですが、実は自分はもともと誰かに指示されるのが凄く苦手な人間です。
更に言えば、予定が決まっているのとかも苦手。その予定に「あなたは○○時に××をする必要があります」と指示をされるのが嫌いです。その時間に自分は違うことがしたいかもしれないのに、予定が入っているとそれを優先しないといけないからです。
それでも、毎日きちんと運動の予定を入れているのは
画面越しのトレーナーさんの指示にも従っているのは
すべては、「体重を落とす」という『目標達成の奴隷』になっているからです。
■奴隷は結果を出しやすい
目標を立てるのは、言い換えれば一種の「思考放棄」です。
・白米は控えておこう
・ランチは、サラダチキンにしよう
・誘われた飲み会は断ろう
どれも「今は減量中だから」と理由を付けたからこそ、一瞬で決断することができました
本当は白米を食べたいのに、サラダチキンは苦手なのに、飲み会には行きたかったのに、それらの気持ちを制御できています。そのおかげか、徐々に体重も落ち始めてきました。
これも『目標達成の奴隷』になると決断したからでしょう。
このように、何かを決断することは、その決断の奴隷になることを意味します。
このあたりの話は、日本の哲学者:國分功一郎氏の「暇と退屈の倫理学」でも述べられていますので、興味のある方は読んでみてください。単純に哲学本としてもめちゃくちゃ面白かったです。
■楽しんでいるやつが最強
ただね、奴隷はどうあがいても奴隷のままです。
その束縛から解放された、真の意味で自由な、楽しんでるヒトたちには勝てないんですよ。
例えば、週に何度かはジムにも通っているのですが
そこには私が減量目的として「仕方なく」運動をしてるのとは違って、筋トレそのものを楽しんでいる「筋肉バカ」の方々もいます(褒め言葉)。
筋肉痛の日に「オレ、今日、痛くてサ」と嬉しそうな顔で太ももをさするマッチョメンと話してると「ああ、一生勝てねえなあ・・」とか思ってしまうわけです。
変に「目標設定」とかしなくても、こういうタイプのヒトは勝手に周りを圧倒する結果を出して来ますからね。その人もなかやまきんに君みたいな体格をしてマッスル。
そんなわけで、奴隷になるのも効率は良かったりするのですが
そのときどきの自分の気持ちに正直に、奴隷解放宣言を自分に行ってあげて、自由に生きるのが一番いいと思いましたよ、とダンベルを上げながらこの記事を書きました。
プロテインおいしい!ごっくんごっくん!(洗脳)
おしまい。