妄想カジちゃん

妄想を垂れ流しています。

「人間教ビジネス」のススメ

ヒトの仕事がほぼ機械が置き換わる未来に、我々に残された働き方は決して多くありません。

そんな中で、数少なく残される労働があります。それが宗教的お仕事です。

 

この宗教的お仕事とは、言葉の通り宗教法人としての仕事ももちろんですが

本稿ではもう一つの意である、「人間教」信者の為のお仕事について述べます。

宗教の二世のイラスト

 

■「人間教」とは

一言で表すと「ヒトの暖かさ」を信じている宗教になります。

 

例えば、先日「変なホテル」について話していた時のことです。

※変なホテルとは、ロボットたちが接客してくれる、ハウステンボスにある宿のこと

kakakumag.com

 

「いや~ロボットが接客する時代だなんて、最先端で凄いし、面白いよねぇ」

 

「本当だよね。でもまあ珍しいから面白いのであって、広まることはないだろうね」

 

「えっ、どういうこと?(ヒトの雇用を奪わないために規制がかけられるとか・・?)」

 

「いやだって、接客にはヒトの暖かさがなくちゃダメじゃん。カプセルホテルとかならともかくさ。それにここはおもてなしの国だよ?」

 

はぁ、なるほどな。これが人間教か、と思いました。

 

■「ヒトの暖かさ」なる幻想

例えば、ドラえもんを思い浮かべてみてください。

その中で「さようならドラえもん」という話があるのですが、有名な回なので知ってる方も多いのではないでしょうか。

 

ドラえもんが未来に帰ることになり、渋々ながらも受け入れるのび太

そして最後の夜、ひょんなことからジャイアンと喧嘩することになるのですが

「ぼくだけの力で、きみに勝たないと……。ドラえもんが安心して……。帰れないんだ!」

と力を振り絞って、ひみつ道具に頼らず、ひとりの力でジャイアンに勝つんですよね。

「さようならドラえもん」の画像検索結果

これぞまさに「ヒトの暖かさ」

グッとくるシーンで、私も思わず目頭が熱くなる、大好きなシーンです。

 

そして実は、そのやり取りを見ていたドラえもん

その「のび太の(ヒトの)暖かさ」を見て、ドラえもんは涙を流します。

f:id:kajiki16894:20170811134641p:plain

このシーンこそまさに象徴的だと思うのですが

これを見て、のび太はもちろん、ロボットであるドラえもんの暖かさを感じることはないでしょうか?

ドラえもん (6) (てんとう虫コミックス)

ドラえもん (6) (てんとう虫コミックス)

 

 

もちろんこれは漫画での出来事ですし、2017年現在の技術ではドラえもんを創ることはできません。

ですが少なくとも、”暖かさ”は”ヒト”にしか出せないと言うのは、幻想だと私は思います。

 

科学的な根拠もなく「”暖かさ”は”ヒト”にのみ許された特権だ」と主張するのは、これこそ宗教であり、人間教と言われたる所以です。 

 

■人間教ビジネスは、日本で特に流行るかも

となれば、この人間教の方がいる限り、その信者達が求めるサービスは、ヒトが提供する必要があります。

つまり、いくら機械が発達しようとも、ヒトに残された仕事となります。

 

例えば、上記のような接客。医者なんかも「機械に身を預けられるか!」なんていう信者もいるかもしれません。

他にもいくらでも思いつきますね。

 

そんな宗教的お仕事ですが、特に日本で流行るかもしれません。

と言うのも、この人間教に非常に近い考えが「日本人とユダヤ人イザヤ・ベンダサン」で述べられており、日本人に特に強くみられる傾向らしいからです。

 

人間性の豊かな」「人間ができている」「本当に人間らしい」とかいう言葉、またこの逆の「人間とは思えない」「全く非人間的だ」「人間って、そんなもんじゃない」「人間性を無視している」という言葉、さらに「人間不在の政治」「人間材の教育」「人間不在の組織」という言葉、この、どこにでも出てくるジョーカーのような「人間」という言葉の意味する内容すなわち定義が、実は、日本における最高の法であり、これに違反する決定はすべて、まるで違憲の法律のように棄却されてしまうのである。

日本人とユダヤ人 (角川文庫ソフィア)

日本人とユダヤ人 (角川文庫ソフィア)

 

 

とはいえ、今後「AIネイティブ世代」なんて呼ばれる子供たちが産まれてきて、その子たちがマジョリティになった時代では、いずれこの人間教ビジネスも廃れていくでしょう。

そんなわけで、その場しのぎの仕事にはなりそうなので、常に未来を見据えて生き方を考えるのが、一番大事そうです。

 

おしまい。